SSブログ
- | 次の30件

クリスマスコンサート [コンサート情報]

Merry Xmas!

皆様、どんなクリスマスをお過ごしですか。

家族と過ごす方、お友達とにぎやかにパーティーをしている方、クリスマスコンサートの真っ最中!なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

クリスマスに先駆けて先日行われた  ~アルバム「ソロで弾く名曲集No.2」の~娘組コンサート VOL.2 の模様をお伝えします。

クリスマスや冬景色を思わせる曲のラインナップで会場は一足早いクリスマスムードに包まれました。演奏された曲は次の通りです。

ルパン三世のテーマ(渡辺正子編曲)
赤いスイトピー(大平光美編曲)
戦場のメリークリスマス(大平光美編曲)
さくら~祈り(大平光美編曲)
未来へ(片桐朋子編曲)
春よ、来い(大平光美編曲)
言葉にできない(大平光美編曲)
たしかなこと(大平光美編曲)
CHAOS~白鳥の湖(大平光美編曲)
千の風になって(大平光美編曲)
クリスマスメドレー(大平光美編曲)
アンコール 粉雪(渡辺正子編曲)
        JUPITER(三重奏)(大平光美編曲)

演奏は大平光美・丸田美紀・渡辺正子の三名で筝ソロ、17絃ソロを取り混ぜたバリエーション豊かな演奏になりました。

今回のコンサートではちょっとしたサプライズが・・・。

小田和正さんのファンである某社長へのプレゼントに「たしかなこと」をアレンジして特別に演奏しました。これは嬉しい驚きだったようです。
このようにポップスの曲をお筝で弾いて日頃お世話になっている方や結婚のお祝いにプレゼントしたらステキですね!

そして今や国民的なヒット曲「千の風になって」の演奏では出演者が用意した歌詞をお客様に配り、大平さんの弾き語りに合わせて皆で合唱しました。

お客様に喜んでもらいたい、という出演者の思いのこもった暖かな演奏になりました。

筝の演奏会は「背筋を伸ばして演奏に聞き入る」スタイルが多い中、「千の風」のみんなで合唱はお客様と演奏家のが一体となりとても楽しい時間となりました。みなさん、顔を輝かせて満面の笑顔で大合唱していた様子がとっても印象的で、アンケートには「もっと歌いたかった」というメッセージもありました。

それから今回のコンサートではもう1つステキな気配りが。

なんと、舞台にキラキラのクリスマス風の飾り付けがしてあったのです。写真をご覧になるとわかりますが天井から雪の結晶がツララのように下がってファンシー!

この演出を「もらった~!」と心でつぶやいた方は是非トライしてみてください。季節のオーナメントなど飾って目でもお客様を楽しませることが出来ていいですね。

そんな色々な工夫にあふれたコンサートは大好評のうちに終了いたしました。


 

 


いよいよクリスマス! [ネット情報部より]

皆様、こんにちは。

来週はいよいよクリスマス!皆様いかがお過ごしでしょうか。

街のいたるところでイルミネーションが施され、クリスマス会や忘年会など催し物も多くなってきているのでないでしょうか?

邦楽の演奏会も年末から年始にかけ各地で沢山行われます。この機会にちょっと足を伸ばして「邦楽演奏会鑑賞&イルミネーション見学」なんてプランでお出かけも楽しそうですね。

全国のイルミネーション情報はこちら

「クリスマスイルミネーション2007」

 


コンサート情報【~アルバム「ソロで弾く名曲集No.2」の~娘組】 [コンサート情報]

皆様こんにちわ。

待望のコンサートがいよいよ来週になりました。

琴譜「ソロで弾く名曲集」でおなじみの大平光美さんをはじめとする若手奏者三人組、その名も「娘組(むすめぐみ)」のコンサートです。

発売以来大好評の「ソロで弾く名曲集」ですが、どうやって弾くのか直接演奏を聞いてみたい、古典と同じ演奏方法でいいのかしら?などとご質問をいただく事がありました。このライブはそんな声にお応えできる絶好の機会なのです!

また演奏者の3名は邦楽界だけにとどまらず、様々なメディアにも登場し活躍しています。その技と音色を是非じっくり聞いてみてください。

*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=

~アルバム「ソロで弾く名曲集No.2」の~娘組 VOL.2

日時  :2007年12月9日(日) 15時開演

場所  :大日本家庭音楽会スタジオ

     東京都千代田区内神田1-15-10 福島ビル地下1階

     tel 09-3294-7701   fax 03-3294-7702

出演者: 丸田美紀 ・ 大平光美 ・ 渡辺正子

プログラム:1.言葉にできない (大平光美編曲)

      2.戦場のメリークリスマス (大平光美編曲)

      3.ルパン三世78のテーマ (渡辺正子編曲)

      4.粉雪 (渡辺正子編曲)

      5.未来へ (片桐朋子編曲)

      6.JUPITER (大平光美編曲)

      7.クリスマスメドレー (大平光美編曲)

      8.さくら~祈り  (大平光美編曲)

      9.CHAOS~白鳥の湖 (大平光美編曲)

         他・・・ 

入場料:2,000円(前売り1,500円)

アクセス :JR「神田駅北口」徒歩7分

      都営新宿線「小川町駅」B6出口 徒歩2分

      丸の内線「淡路町駅」徒歩4分

      千代田線「御茶ノ水駅」徒歩3分

      地図をご覧になるにはココをクリック       

まだお申し込みでない方は是非このチャンスを逃さないように聞きに行って見てくださいね!前売りがお得ですよ~。


第22回 国民文化祭・とくしま2007 邦楽の祭典 [コンサート情報]

みなさまおはようございます。

先日から徳島で行われている国民文化祭での邦楽関連の情報をお届けしていますが、まだまだ続きます。

参加者からの情報もお寄せいただいていますのでどんどんお伝えしますね。

ところで「あわわわさん」に日本音楽集団指揮者稲田先生の職業病って何ですか?と質問したところ早速お返事いただきました。

ご本人は職業病とおっしゃっているようですが同じご職業の方々も皆そうなのでしょうか?それともやはり稲田先生の才能かしら?

詳しい内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

http://blog.so-net.ne.jp/kateiongakukai/2007-11-06#comments

「職業病」と言えば邦楽関係の方も色々な「職業病」をお持ちなのでは?

と言うことで「邦楽演奏者の職業病」情報お待ちしています!

ちなみに邦楽愛好者の私の職業(?)病はというと・・・

たまに行く岩盤浴やスパ施設で日頃の疲れを癒そうとゆっくり目を閉じてリラックスタイム。施設内には癒し系のヒーリングミュージックがかかっていて心安らかになれるひと時を楽しんでいます。ところが、んん・・・これは・・・しゃ・尺八の音では!?しかも「コンドルは飛んでいく」。誰が演奏しているのだろう・・・。なんて気になって安らげません。これも職業病というのでしょうか?

 

 

 


第22回 国民文化祭・とくしま2007 邦楽の祭典 コメントより [コンサート情報]

皆様こんにちわ。

先日徳島で行われている国民文化祭の情報を書き込みましたところ文化祭に行ってらっしゃった方からコメントをいただきました。

実際に行った人にしか書けない、とても詳しいレポートで私も興味深く拝見しました。せっかくなので皆さんが見やすいようにあらためて記事としてアップさせていただきます。

「あわわわ」さんありがとうございました。ところでコメントにある、稲田先生の職業病って一体何なのでしょうか?

とっても興味がありますので「あわわわ」さん、是非教えてください!

以下はいただいたコメントのコピーです。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

コメント 1

おはようございます^^

徳島での国文祭行って来ました!

とても盛り沢山なイベントで、邦楽好きにはたまらない時間を過ごす事ができました。

今日は10月27日のワークショップについて書き込みしますね!

とても面白い企画で、プロの指揮者による指導で、子供達の演奏がどんな風に変化するかという、いわゆる実験的(?)演奏会でした♪

オープニングの子供達による「冬の一日・パートⅡ」も良かったのですが、稲田先生に合奏のポイントや表現方法などを指導して頂き、宮越先生や水川先生の技術指導も受けた後、稲田先生の指揮で、宮越先生と水川先生も加わったフィナーレは、本当に素晴らしい「冬の一日・パートⅡ」でした☆

稲田先生の熱のこもった指揮によって、テンポのズレも見事に強制され、子供達の元気な演奏で、聴いてる方がワクワク!ドキドキする演奏でした。

何よりも、第一線でご活躍の日本音楽集団の先生方によるご指導でしたので、観客としても大変勉強になり、講習会を受けている様なお得なイベントでした! 

午後からは城東高校に場所を移動して、3人の先生方への質問コーナーがありました。  子供達はここぞとばかりに先生方に質問してました。

例えば、「短期間で上達する方法は?」とか「合奏していて表現方法などで意見が割れた時はどうするの?」とか、「演奏中は何を考えてますか?」等など。 
もちろん、子供ならではの質問もありましたが、プロの演奏家と指揮者を前にして、技術的な奏法や、具体的な内容ばかりで、大人の私も知りたいと思っていた事ばかり質問してくれたので、これもまた大変勉強になりました☆

稲田先生も宮越先生も水川先生も、どんな質問にも熱心に答えて下さってました。  宮越先生は本当におしとやかで優しい先生でした。 水川先生はとても楽しく、面白い先生でした。 稲田先生も天才的な方で、職業病のお話しが楽しかったです^^
またこの様な楽しいイベントに巡り会える事を心から願ってます^^
by あわわわわ^^ (2007-11-06 05:53)


第22回 国民文化祭・とくしま2007 邦楽の祭典 [コンサート情報]

先日に引き続き 第22回 国民文化祭・とくしま2007 邦楽の祭典 の情報です。

10月28日(日)におこなわれた「邦楽の調べ」の写真を投稿していただきましたのでご紹介します。


第22回 国民文化祭・とくしま2007 邦楽の祭典 [コンサート情報]

 皆様こんにちわ。今日は現在開催中の「第22回 国民文化祭・とくしま2007」の情報をお届けします。

国民文化祭とは、全国でいろいろな文化活動を行っている人たちが集まって、練習の成果を発表したり、交流したりする国内最大の文化の祭典です。
10月27日~11月4日の開催期間中に徳島県の各所で 音楽、舞踊、演劇、美術、文芸などの芸術文化から、伝統文化まで様々な催しが毎日行われています。

その中から邦楽関係の催しをピックアップしてお届けします。

・【こどもワークショップ】2007年10月27日(土)10:00~12:00

 出演:一般公募で集まった徳島県内の小・中学生43名

 特別ゲスト: 指揮者 稲田康

        筝・17絃奏者 宮越 圭子

        尺八奏者・作曲者 水川寿也

第一部 1.オープニング

       「冬の一日・パートⅡ」  作曲:長沢勝俊

      2.招待演奏

        岡本悠希    「手事」  作曲:宮城道雄

        (平成18年度全国小・中学生筝曲コンクール小学生個人の部最優秀賞)

 第二部 プロ奏者による邦楽ワークショップ

      1.尺八のお話  水川寿也

      2.お筝のお話  宮越圭子

      3.「涼流」鑑賞  作曲:水川寿也

      4.「生きていて良かった」鑑賞  作曲:長沢勝俊

 フィナーレ 稲田先生による「冬の一日・パートⅡ」指導、演奏

まずは簡単に概要だけお伝えします。

ワークショップ参加者、見学者からの情報お待ちしています!

 


講習会情報【琴ポップス講座終了しました】 [講習会情報]

皆様おはようございます。

日に日に秋も深まりとても良い季節になりました。芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋・・・どんな秋をお過ごしでいらっしゃいますか?邦楽愛好家には何かと出番の多い時期だと思います。演奏会に出演される方、演奏会を鑑賞に行く方など邦楽に触れる機会も多くなっているのではないでしょうか。

ところで先日無事に終了いたしました講座の終了報告をいたします。

「大平光美編 ソロで弾く名曲集 テキストによる6ヶ月講座」と題して5月から毎月第2火曜日に行われていたポップス講座です。講師は編曲者の大平光美先生、丸田美紀先生、渡辺正子先生の3名で先日ご紹介したCD「ソロで弾く名曲集Ⅱ」の演奏家 方です。

CDを聴いて「こんな風に弾けたら素敵だな・・・。」と思った方が参加すればCDのレコーディングメンバーが直接指導してくれるというビックリ、お得な講座だったのですね。

花・もらい泣き・ジュピター・見あげてごらん夜の星を・・・などなど人気のポップスを一曲づつ丁寧な解説で講座は進みました。

爪の当て方、手首を曲げる深さ、など曲の印象に合わせてお琴の音色がもっとも引き立つような演奏の方法を。ポップスを弾くのならどうすれば唄の気持ちの伝わる演奏が出来るのか、そんなポップス演奏ならではの講座になりました。

講座の最終日には講師3名によるクリスマスソングメドレー演奏を鑑賞し、好評のうちに終了いたしました。

最近の和楽器ブームも手伝って邦楽演奏家がイベントやパーティーなどで演奏する機会が増えてきているようです。そんな時、主催者やお客様の要望でポップスを弾くことが多いとか。そのような需要を背景に今回の講座はとても人気がありました。

参加者のご要望により来年も開講の予定です。今回参加できなかった方、来年もう一度参加してみようと思っている方、お待ちしています!

<丸田講師の模範演奏に集中!>

 

<一音づつ直接指導して・・・>

ご参加の皆様、講師の先生、コメントなどお寄せ下さい。お待ちしています!

 

 


邦楽CD試聴【ソロで弾く名曲集Ⅱ】 [邦楽CD試聴]

皆様こんにちわ。
大変久しぶりの書き込みとなってしまいました。
お届けしたい情報は沢山あったのですがパソコンの調子が悪くなかなか更新できませんでしたがもう大丈夫!
また今日から新しい邦楽情報をどんどんお送りします。
本日からは邦楽CDの試聴コーナーを設け新しいCDの情報や楽曲情報をお届けします。
本日は「琴ソロで弾く名曲集Ⅱ」です。
もうすっかりおなじみの琴譜 大平光美編曲「ソロで弾く名曲集」のCD第2段です。
やわらかい編曲と SO SWEETな音色で大人気のアルバムです。
お琴を弾かない方にもBGMサウンドとしてオススメの一枚です。


「ソロで弾く名曲集Ⅱ」 

収録曲
1.春なのに
2.戦場のメリークリスマス
3.春よ、来い
4.言葉にできない
5.赤いスイトピー
6.雪の華
7.なごり雪
8.未来へ
9.粉雪
10.華
11.朧月夜~祈り
12.千の風になって

演奏(ソロ演奏)
大平光美  丸田美紀  渡辺正子

試聴曲は「春なのに」の冒頭部分。著作権の関係で少しだけアップします。
CDのお求めは全国和楽器店もしくは家庭音楽会ネットショップまで。


ブログの引越し(予定) [ネット情報部より]

皆様、こんにちわ。
このブログも随分と多くの方に読んでもらえるようになってきました。
これからもどんどん邦楽の情報をお届けしますので引き続きご愛読くださいね!
予告ですが近日中にブログの引越しを予定しています。
少しだけレイアウトが変更になりますが、今までと変わらず大日本家庭音楽会のトップページからご覧いただけます。
お気に入りに登録している方はブログ引越し後、再度登録しなおしていただくことになります。


第17回全国小・中学筝曲コンクール in 宇部 [コンクール情報]

「夏の思い出」第2弾です。
今回は8月19日に開催された小・中学生のためのコンクールの報告です。
審査員の一人を務めた坂本正彦がコンクールの感想をまとめました。
このコンクールの初回当時を振り返りながら邦楽界の未来であるこども達へメッセージを送ります。

~二人の天才少年の出現で一躍注目を集めた
   第17回全国小・中学筝曲コンクール in 宇部~

山口県中央部にある人口わずか6千の町、楠町が町興しとして始めた琴コンクール第1回目は、当時人面魚で話題となったお寺の境内で行なわれた。
ほぼ全員が譜面を前にしての演奏で、風が吹くと慌てて関係者が吹き飛んだ譜面を追いかけるシーンが続出する等、子供らしく楽しい雰囲気でのコンクールとして始まった。
最初の頃の参加者は、ほぼ県内に限られたいたものが、回を重ねる毎に西日本一帯に広がり、10回越える頃には関東からの参加者が加わる事となり、文字通り全国でも有数のコンクールとして定着している。
その結果近年では参加者全員が暗譜となり、演奏レベルが飛躍的に向上した。
 そして昨年二人の英才がコンクールに参加することにより、この宇部のコンクールが衝撃的な印象を与えるものとなった。
その一人は、岐阜の佐竹祐磨君で宮城道雄の「線香花火」を演奏。
その繊細で高級感溢れる音色は聴衆を魅了した。
特に線香花火がパッっと弾けて美しい光の光の花を見せる様の表現は秀逸で、正直これは子供で表現できる技術を超えていると思った程である。
この曲は目が見えない人が聴覚で描いた作品で、その聴覚で描いた線香花火の美しい印象を見事に琴で表現した才能は、並みの才能では無い。
もう一人は東京の金子展寛君で、古曲「千鳥の曲」を演奏。
前者の佐竹君が小柄で痩身なのに対し、金子君はとても小学6年生とは思えないほど大柄で、もう大人の雰囲気を感じさせる風格がある少年であった。
「千鳥の曲」が始まると聴衆は強く惹き付けられた。
骨格の大きな演奏であり、しかも品格のある見事な演奏であった。
審査員一同どちらを1位にするか激論となったが、「線香花火」の佐竹君の感性の素晴らしさの方を推して、佐竹君の「最優秀賞」が決定し、金子君は2位に甘んじるという結果となった。
 今年もこの二人は、宇部のコンクールに出場してきた。
今年は共に中学1年生として。
佐竹君は宮城道雄作曲「水の変態」、金子君は古曲「五段砧」と堂々とした選曲で。
従来このコンクールは、筑紫歌都子作曲「雪の幻想」「幻を追うて」、沢井忠夫作曲「鳥のように」、そして吉崎克彦作曲「風に聞け」を上位入賞者が選曲するというのが定番となっていた。
子供でもしっかりと練習すれば、その子供の感性を引き出しやすい曲という理由からであった。
従って「宮城曲」や「古典」では、子供達の感性を引き出すのはまだ難しいとの観測が定着していた。
その予測をこの二人は敢然と打ち破ろうとしているし、現に昨年完全に打ち破った。
 さて、今年の結果であるが、佐竹君は出だしの唄でつまづき、最後まで彼の実力を発揮出来ないまま終わった。
しかし彼の非凡な才能は随所に感じられた。
一方金子君の「五段砧」は見事な演奏で「シャン」という合わせ爪の美しく豊かな響きだけでも彼の豊かな才能を感じさせるもので、今回中学生の部の最優秀賞は文句無く、金子君で決定した。
結果はともあれ、この二人は間違い無く良きライバルとして頭角を現し、将来筝曲界を背負う存在となる逸材である事は紛れも無い事実である。
来年も又この二人が参加して、コンクールが一層の盛り上がりを見せると共に、子供達の演奏技術と音楽感性のレベルが更に高まっていく事を期待してやまない。
 最後にこのコンクールでは、もう一つ注目すべき曲があり、それは小学生の部の最優秀賞を受賞した「飛蝗~飛べバッタ」で、演奏したのは岡山の小学5年の佐竹真生子さんで、彼女は3年前から自ら作詞・作曲した曲で挑戦している。
昨年までは演奏、表現力ともに幼さが感じらたが、今年は自ら作曲した者だけが見せる自信と表現力が桁違いに大きくなって、聴衆を引き付ける魅力を持つ様になっていた。
演奏技術が格段に上達した事も最優秀賞に決定した大きな理由で有る事は言うまでも無い。
小学生が自作品でコンクールに参加する事自体、過去に殆ど例が無いことで、ましてや最優秀賞を受賞する等有り得ない事である。
彼女が今後どの様な作曲をし、どの様な演奏を聞かせてくれるかも、この宇部のコンクールの楽しみの一つである。
何れにしても来年のコンクール開催が早くも待ち望まれる次第である。
                                    (記) 坂本正彦

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

【コンクール概要】
琴と書道のコンクール 第17回全国小・中学生筝曲コンクール in 宇部

日程:2007年8月19日
場所:山口県宇部市総合センター
受賞者:
   小学生の部 
   最優秀賞(山口県知事賞)=佐竹真生子(小5)「飛蝗~飛べバッタ」
   優秀賞(宇部市教育長賞)=村上茉比路(小6)「風にきけPartⅡ」
   優秀賞(宇部市長賞)=片山美咲(小6)「雪の幻想」
優良賞= 山本夏子(小3)「よろこび」
          苧玉侑花(小5)「祭りの太鼓」
          善家萌(小5)「衛兵の交替」
      木下彩理(小6)「幻を追うて」
  
   中学生の部
   最優秀賞(山口県知事賞)=金子展寛(中1)「五段砧」
   優秀賞(宇部市教育長賞)=田中華鈴(中1)「せせらぎ」
   優秀賞(宇部市長賞)=玉重智基(中1)「プリズム」
   優良賞=佐竹祐磨(中1)「水の変態」
         前村琴恵(中1)「祭りの太鼓」
         井手佐秀(中2)「綺羅」
        岩田里奈(中2)「鳥のように」
           
                         2007.9.18 by K


日本音楽集団夏季合奏講習会のご報告 【2日目】 [講習会情報]

皆様おはようございます!
私の住む地方は今日はとっても天気が良くすがすがしい秋晴れです。
わりと早起きな私は今朝も元気に(?)6時半からパソコンに向かっています。
邦楽関係者は早起きが苦手で夜型の方も多いと聞きますが皆様はいかがですか?

ところで今日は先回予告しましたとおり日本音楽集団夏季合奏講習会に参加した方からご投稿いただきました講習会レポートを報告させていただきます。
8月10日~12日の3日間にわたって家庭音楽会東京スタジオで行なわれた講習会の様子をとてもよくわかり興味深いです。
講習会から1ヶ月経ってもまだまだ興奮冷めやらず、と言った印象です。
(文字数の関係で一部割愛、段落改行などさせていただきました。)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

音楽が生まれる瞬間(とき)
 ~2007年度・日本音楽集団夏季合奏講習会に参加して~

 昨年に続き、ことしも8月10日から12日まで、日本音楽集団の夏期合奏講習会が東京・千代田区の大日本家庭音楽会神田スタジオで開かれた。
「日本音楽集団から生まれた名曲を、集団の指揮者・団員とともに合奏体験し、楽譜だけではわからない演奏のコツ、フレーズの歌い方など演奏技術のレベルアップを目指そう」というのが、参加募集のキャッチフレーズ。
 ことしの課題曲は、初日の8月10日(金)がディベルティメントの第2・第3楽章(佐藤敏直作曲)、11日(土)は川崎絵都夫氏の新作、12日は組曲「人形風土記」(長澤勝俊作曲)。
ディベルティメントは昨年、第1楽章の講習を行っており、これで全楽章が完結した。
ただ、残念ながら、私は仕事の都合で初日は参加できなかったため、2、3日目についてのみ報告する。
◆「本日限定のピアノで…」
 新作が演奏会にかかるとき、楽譜が演奏者に手渡されるのは本番ぎりぎりというのが通り相場だが、ことしの講習会2日目の参加者のみなさんも、それに近い緊張感を味わったことだろう。
 予告された課題曲は、「新曲(題未定)」。公表されていたのは楽器編成だけ。果たしてどんな曲が届くのか…。
みな、首を長くして待つことになった。
 講習は3日間とも、午前中、管楽器は市谷の正派邦楽会館、打楽器は笹塚の日本音楽集団練習場、絃方は神田の講習会場に分散してパート別の練習。午後から全参加者が神田に集まり、全体合奏練習というスケジュール。
2日目も午後から神田の会場で、作曲者の川崎絵都夫氏自身の指揮で全体練習が始まった。
参加者たちは、あらかじめ集団が試奏したMD音源で曲の感じはつかんでいたものの、実際にどんな音が出てくるのか、手探り状態。
まだ、曲のタイトルも付いていないため、みなそれぞれに描いたイメージをふくらませて演奏し始めた。
 楽器編成は、笛、尺八2、三味線、琵琶、箏2、十七絃、打楽器2。
講習会なので、楽器によって参加人数が多すぎたり、少なかったりでバランスを欠くこともある。この日は琵琶が4人いて、全体から見るとやや突出した印象。
さっそく川崎氏から「琵琶軍団」に、「この部分は本日限定のピアノで…」などときめ細かい指示が飛ぶ。
◆新作の名前は「夏夢三景」
そうこうしているうちに1楽章の練習が終盤を迎え、川崎氏から初めて「第1楽章は夏木立というタイトルです」というアナウンスがあった。
これを聞いて、一同「ナットク」。
この調子で、各楽章の練習が終わるたびに、「2楽章は『蛍ひとつ』」「3楽章は『夕映え』」とタイトルの説明があり、最後にようやく曲の題名「夏夢三景」が発表された。
それまで、もやもやしていた視界が急に晴れたような気がして、仕上げの演奏が一気に盛り上がったことは言うまでもない。
 ジャンルの如何を問わず、音楽を志す者にとって、楽曲の初演を体験するということは無上の喜びであり、また名誉なことだろう。
この日は講習会という形式ではあったが、わたくしたち受講者も新しい作品が生まれる瞬間に立ち会わせてもらうことができた。
このような機会を与えていただいた日本音楽集団と作曲者の川崎絵都夫氏に、あらためてお礼を申し上げたい。
昨年の講習会で2日目の課題曲になった「邦楽器のためのコンポジション」(秋岸寛久氏作曲)も、まだ発表されて間もない新作で、二十絃から十三絃箏に編成替えしたお披露目バージョンによる講習だった。
日ごろ、新作に接する機会がほとんどない地方の演奏者たちにとって、これは極めて貴重な体験だ。
運営スタッフや作曲者の方の負担は大きいと思うが、是非、今後も新作を取り入れていただけたらとお願いする。
◆愛用楽譜は73年製オリジナル
 一方、講習の最終日は、いまや現代邦楽の「古典」ともなった長澤勝俊氏の組曲「人形風土記」。昨年の最終日の課題曲は「子どものための組曲」で、二年連続で長澤氏の代表曲がトリを務めることになった。
「人形―」は、私自身も大学の邦楽部時代に演奏した思い出深い曲で、入部のきっかけにもなった曲。
学生時代に使った手書きオリジナル楽譜(原本は1973年製・青焼きコピー)を持って講習に臨んだ。
尺八のパート練習では、シニアから学生まで五人の受講者が、音楽集団監修の縦譜や五線のパート譜、オリジナル楽譜など、思い思いの楽譜で参加。
午後からは田村拓男代表の指揮で、全体練習が行われた。時代や世代を超えて愛され、各地の邦楽アンサンブルで演奏され続けてきた名曲だけに、管と絃の息もぴったり。
尺八パートにとっては難物の「きじ馬」の掛け合い部分も、全員による合奏ながら無難に切り抜けた。
◆連日盛り上がる「夜の部」
 日本音楽集団事務局によると、この3日間で、全国各地から集まった参加者は延べ53名。見学のみの参加者も加えると67名にのぼった。
 この講習会の楽しみのひとつは、3日間とも練習終了後に団員によるミニコンサートがあること。講習曲や集団の十八番(おはこ)を目の前で聴くことができる。
その点では、見学参加だけでも非常にお得な講習会といえよう。
そして、ミニコンのあとは軽くビールで懇親会。
もちろん、ここでお開きになるはずもなく、続きは近くの居酒屋に会場を移して「夜の部」の懇親会になだれ込む。
各合奏団の演奏会のチラシ交換も行われ、邦楽談義が延々と続く。
われわれのような地方からの参加組にとっては、またとない情報交換の場でもある。
◆来たれ「団塊」、邦楽ニューウエーブ世代も!
 2年続けてこの講習会に参加して、合奏の楽しさを体感するとともに、音楽を表現することの難しさをあらためて勉強させていただいた。
パート練習で教わった大技、小技の数々や表現上の心構えは、日ごろの個人練習でもジワリと生きている。
 かつて、大学時代に学生邦楽に明け暮れた団塊世代やポスト団塊世代の方々も、そろそろ定年が近づき、「もう一度邦楽を!」と情熱をたぎらせておられるのではないだろうか。
そんな方々にも「是非、この講習会に参加してみませんか」とお勧めしたい。かく言う私自身も、つい数年前、ひょんなことから邦楽の世界に再び足を踏み入れた身だからだ。そして、もちろん、邦楽ニューウエーブで育った若い世代の方々にも、この講習会で現代邦楽や和楽器アンサンブルの醍醐味を存分に味わっていただきたいと思う。
九州邦楽合奏団代表 豊田滋通(福岡県在住)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
みなさまいかがでしたでしょうか?

「ジャンルの如何を問わず、音楽を志す者にとって、楽曲の初演を体験するということは無上の喜びであり、また名誉なことだろう。」

この一節に私は深く、深~くうなづきました。
日本音楽集団の演奏曲の多くは現代邦楽を代表する名曲ですが、一曲一曲それぞれに初演に関わった大勢の愛好家の思いが込められているのだなあと知ることが出来ました。
来年の講習会ではまた新曲が生まれるのでしょうか。
是非そうあっていただきたいと願います。(K)



日本音楽集団夏季合奏講習会のご報告 [講習会情報]

皆様こんばんわ。
今日は全国的に雨模様。。。今までならばこの季節の雨を 「あきさめ」と呼んだのたのでしょうが今年はなんと呼べばいいのでしょうね。
テレビの報道などでは今年は「ラニーニャ現象」と温暖化が原因で残暑が尾を引くとのこと。
秋が来ない!?なんてことになりかねないようですね。
情景豊かな日本の四季は、どんどん少なくなっていくのでしょうか。

「嵯峨の秋」、「秋の言の葉」「秋桜」など邦楽には秋にちなんだ曲が多いですからせめて秋の名曲たちを演奏して秋ムードを盛り上げましょう。
現代曲の中に「秋は来ぬ」という曲もありましたが今年はぴったりかも!?

まだまだ夏が終わった気分にはなれませんが、今年の夏の思い出を取材してみました。

昨年に引き続き東京の家庭音楽会神田スタジオで開催された日本音楽集団の夏季合奏講習会の様子をご紹介します。
どのような講習会だったのでしょうか、まずはその概要をご紹介します。

【期間】 8月10日(金)~12日(日)までの3日間

【趣旨】 「日本音楽集団から生まれた合奏曲の名曲を日本音楽集団指揮者、田村拓男と稲田康の指揮のもと団員と共に、合奏体験してみませんか?演奏家との合奏を通して、楽譜だけでは分らない演奏のコツ、フレーズの歌い方など、演奏技術のレベルアップを目指しましょう!!」

【講習会曲目】
      10日:ディヴェルティメント2・3楽章(佐藤敏直作曲)
      (編成:笛、尺八、三味線、箏、十七絃、打楽器)
      11日:新曲(題未定) (川崎絵都夫作曲)
      (編成:笛、尺八、三味線、琵琶、箏、十七絃、打楽器)
      12日:人形風土記(長沢勝俊作曲)
      (編成:笛、尺八、三味線、琵琶、箏、十七絃、打楽器)

充実した講習の後にはお楽しみが・・・!
なんと3日間とも練習後に日本音楽集団団員によるミニコンサートがありました。
(ん~~ん、とってもお得!)

次回はそんな充実の夏の日を過ごした講習会の参加者からの投稿をご紹介します。
(K)







コンサート報告【Den3+ライブ vol.3 ~二つの新作~】  [コンサート情報]   [コンサート情報]


9月7日(金)末に家庭音楽会東京スタジオで行なわれた【Den3+ライブ vol.3 ~二つの新作~】 のライブの写真を入手しましたのでアップします。
この写真はライブ前のお客様の様子を撮ったものです。
多くの「Den3」デンスリーファンでにぎわって大盛況でした。

ところで私の知っている邦楽の演奏会は地元の大きなホールで行なわれるものが多いのですが客席と舞台が遠くて演奏者の生の迫力を感じにくい場合が多いです。
それに、大変残念なことに客席のほとんどが空いていてガランと感じることも。
最近ではライブハウスやお洒落なカフェを貸しきってのミニコンサートを行なう邦楽家も多いようですが今回の家庭音楽会スタジオでのライブも流行(?)にのって演奏家の演奏をとても身近に感じられるライブだったと思います。

細かな爪音、音のバランス、そして演奏者の息遣い・・・。

現代の邦楽界の第一線で活躍する田辺頌山・木田敦子・丸田美紀 3氏の生演奏はいかがでしたでしょうか?
写真だけでなくライブの感想もお待ちしていますね。

コメント欄に直接記入いただいてもいいですし、家庭音楽会宛にメールもしくはファックスでも結構ですよ。(K)


コンサート情報【Den3+ライブ vol.3 ~二つの新作~】 [コンサート情報]

すでにコンサート情報のコーナーでもお知らせしていますが、あらためてご紹介します。

とき:2007年9月7日(金)  19時開演
場所: 大日本家庭音楽会スタジオ
     (東京都千代田区内神田1丁目15-10福島ビル地下1F)

【DEN3 ライブ vol.3 ~二つの新作~】
出演:DEN3 (田辺頌山・木田敦子・丸田美紀)

曲目: 委嘱初演 朱雀(suzaku) ~尺八・箏・十七絃のための~
    (高橋久美子作曲)
     委嘱初演  ででんがでん ~尺八・十三絃・十七絃のための~
    (溝入敬三作曲)
  尺八独奏曲  「甲乙」本邦山作曲 、
    「讃歌」沢井忠夫作曲 、
    「手事」城道雄作曲  

チケット・お問合せ  3,000円 (前売 2,500円)
              大日本家庭音楽会 03-3294-7701
              もしくはメールにて
アクセス JR神田駅北口より歩5分
 
DEN3とは田辺頌山氏・木田敦子氏・丸田美紀氏 の現代の邦楽界をリードする3名の演奏家が2006年からスタートしたユニットです。
「DEN3」というユニット名は3名の演奏家の名前、 田辺・木田・丸田 全員に「田」の文字が付いているところからつけられたようです。
バリっっとした演奏を聞かせてくれる演奏家たちがそんなユニークなネーミングをするギャップが素敵ですね!
今回で3回目のコンサートとなりますが2曲の委嘱新曲の初演ということもありとっても楽しみなコンサートです。


  
 


新刊情報【月の旋律 菊重精峰作品集No.27】 [楽譜新刊情報]

本日も昨日に引き続き菊重精峰先生の新刊情報をお届けします。

タイトル:月の旋律(つきのしらべ)

編成・調弦 :
一章 夢をのせて
    筝   楽調子(五=D 一は五の乙)
         
    17絃 C D E F G A B C D E F G A B C D E(一→7)
  
    三絃 二上がり(DAD)
  
    尺八 一尺六寸管 

二章 うさぎの餅つき
    筝  乃木調子(五=D 一は五の乙)    
    三絃・17絃は一章と同じ

菊伊田温子氏の委嘱により平成18年7月に作曲された曲です。

ケイも楽譜をみてちょっと弾いて見ました。
これは、もしかするともしかして・・・!?
筝初級者の天敵、強押し(一音上げ)がないではないですか!!
これは初級者にはとってもありがたいことで強押しがない分合奏に集中できそうです。
でも、弾きやすいだけではなくてちゃんと曲の見せ場はありますよ。
三絃のソロがかっこいい!
初級者~上級者まで一同で演奏するのにもってこいの曲ですね。
是非一度チャレンジしてみてください。




新刊情報【誓星-きらめく光に- 菊重精峰作品集No.26】  [楽譜新刊情報]

皆様こんにちわ。前回の投稿からしばらく空いてしまいましたがまたどんどん情報をお届けしますね!
今日は8月に発売になりました菊重精峰先生作曲の新刊情報です。
まずは楽曲情報です。

タイトル: 誓星 -きらめく光に-
編成・調弦 :
  筝   D G A C D F G A C D F G A (一→斗)
         
  17絃 C D E♭ F G A B♭ C D E♭ F G A B♭ C D A(一→7)
  
  三絃 本調子(DGD)
  
  尺八 八寸管 

呉三曲会 第百回記念委嘱曲 (平成19年1月作曲)

初演は平成19年五月27日 広島県呉市民会館ホール。
菊重先生指揮の下、筝19名、三絃13名、17絃4名、尺八23名の総勢59名の演奏による大合奏が行われました。

59名の合奏はきっと圧巻だったのではないでしょうか。
ご参加になった方、客席で演奏を聴いた方、このブログを読んでいたら感想お待ちしています!
詳しい曲の情報はまたお送りしますね。


動画配信について [ネット情報部より]

先日「琴によるポップスコンクール」の動画を配信しましたがご覧になれましたでしょうか?
パソコン環境により見られない、という方もいらっしゃるようでした。
今後の参考にさせていただきたいので見れない方はご一報を下さるとありがたいです。
コメント欄でもメールでも結構です。


2007年 第1回 琴によるポップスコンクール動画配信 [2007年 第1回琴によるポップスコンクール]

皆様お盆休みはゆっくり出来ましたか?
今日からお仕事再開の方も多いと思いますが養った鋭気で残りの夏を乗り切りましょう!
ところで、本日は初の試みです。
なんと先日行われた「琴によるポップスコンクール」の受賞者の演奏の模様を動画を配信しちゃいます。
コンクールの結果をブログで発表したところ多くの方の反響をいただき、関心の高さを実感しました。
そこでケイは早く皆様にご覧いただきたいと思って、お盆休み返上でビデオを編集しました。
家庭用ホームビデオでの撮影ですので映像・音声共に完全なものではありませんが雰囲気は充分にお伝えできると思います。
ケイの独断と偏見で楽曲中の好きな部分を配信しますね!

では記念すべき動画配信第1弾は、勿論ポップスコンクール優勝者の演奏からです。
続けて他の受賞者の演奏です。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

優秀賞 青野圭子 「君をのせて」より

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

優秀賞 高橋直也・渡辺祐子「Merry Christmas Mr Lawrence」より

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

特別賞 渡辺正子編曲 「ルパン三世のテーマ」より
     (編曲に対しての賞です)

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

特別賞 池内多賀子編曲 「Summer」より (編曲に対しての賞です)

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

出版特別賞 山路みほ 「六甲おろし」より


コメント(7) 

邦楽のコミュニティーに [ネット情報部より]

ネット情報部のケイです。
皆様、お盆休みはゆっくりお過ごしですか?
もしかしたら今頃、渋滞に巻き込まれている方もいるかもしれませんね。
前回、の記事でポップスコンクールの結果をお知らせしたところ多くの反響をいただき、コメントも書き込んでいただきました。
なんと審査員の大平先生から直接コメントいただいちゃいました!
ビックリ!驚き!感激!です。

皆様そのコメントはご覧になりましたか?
ケイが書いた記事の一番下には日付とコメント(数字)が表示されています。
こんなふうに表示されています。

2007-08-10 19:01 コメント(3)

カッコの中の数字がコメントの数です。見つけたらクリックしてみてください。
思わぬコメントがあったりするので要チェックです。
でも見るだけじゃなくて時にはコメントを書いてみてくださいね。
数少ない邦楽のコミュニティーの一つになれば嬉しいな、と思っています。



2007年 第1回 琴によるポップスコンクール結果 [2007年 第1回琴によるポップスコンクール]

連日猛暑日が続きます。
そんな時は猛烈にお琴を弾いて暑さを吹き飛ばそう!なんていかがでしょうか?
それはさておき、本日のニュースはなんと、先月末に行われた「第1回 琴によるポップスコンクール」の審査結果と審査員の1人である坂本正彦氏のコメントを掲載いたします。
今回が初めてのコンクールだったので結果はもちろん、どんなコンクールだったのか興味を持っている方も多いはず。
これは必見です!

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
     第1回 琴によるポップスコンクール結果 

琴を一般大衆にもっと身近に、そして更に新しい琴の魅力を引き出したいとの思いを込めて企画された、大日本家庭音楽会主催の同コンクールの本選が7月29日に予選を通過した20組によって行われた。全国からの応募総数74組より選ばれた20組は、民謡・童謡・クラシック・アニメソング・ポップス等幅広いジャンルから選ばれた結果となり、あらゆる可能性を秘めた有意義なコンクールとなった。
 ポップスコンクールという性格上、上手な演奏より、魅力的な演奏が求められるのは当然のことで、予選の段階で多くの上手な演奏が本選に出場できなかったのは、この理由によるものである。他のジャンルの楽器では確立されたポップスのジャンルを、琴の世界でも花開かせたい。また琴にはその可能性が有ると信じてのコンクールである。従って最優秀賞はこのジャンルを花開かせる一人と誰もが認める人を選ばなければならない。そうでなければこのコンクールの存在自体が意味の無い事となってしまう、と言う危機感は審査員一同共有していた。
 しかし今回は残念ながら、その様な観点から、審査員一同が待ち望んだ最優秀賞の該当者は無しという結果に到った。審査員は坂本正彦・野村倫子・大平光美の各氏。結果は下記の通り。

  最優秀賞    該当者無し
  優秀賞     青野圭子 「君をのせて」(愛媛)
            高橋直也・渡部祐子 
              「Merry Christmas Mr.Lawrence」(東京)
            賞状および賞金10万円が授与。
  特別賞     渡辺正子編曲 「ルパン三世のテーマ」(東京)
            池内多賀子編曲 「Summer」(愛知)
            編曲者に対し賞状および賞金10万円が授与。
  出版特別賞  山路みほ 「六甲おろし」(岡山)    
            出版社より出版依頼書と初版印税を授与。 

 今回最優秀賞の該当者が無かった為、優秀賞・特別賞共に2組に増やした。
優秀賞の青野圭子氏は確かな演奏技術と熱いハートを感じさせる演奏で選ばれた。高橋・渡部氏の演奏はスマートでお洒落な演奏として選ばれた。もう少し聞く人を引き込む魅力が欲しい。しかし将来を期待できる二人である。ポップスでは音楽的には勿論、ビジュアル的にも演奏の雰囲気を強く感じさせる演奏スタイルも必要とされる時代である。
 優れた編曲に対して設けられた、特別賞には渡辺正子氏の「ルパン三世のテーマ」がそのスピード感とセンスの良さで選ばれ、他の曲と競り合いとなった池内氏の「Summer」は原曲の魅力がプラスされて特別賞となった。最後に出版社が出版してみたいと思った曲として山路みほ氏の「六甲おろし」を選んだ。発想の面白さ、琴の演奏幅を一気に広げた快作である。
 毎年このコンクールは続ける予定である。時代は刻々と変わって行く。もう一度大衆から愛される楽器への道を探して行きたい。時代は技術より感性を求めている。若い人達には多くのチャンスがある。来年も多くの人達のチャレンジをお待ちしています。

                     大日本家庭音楽会   社長 坂本正彦


新刊情報【邦楽器のためのコンポジション】 [楽譜新刊情報]

いよいよ夏本番!台風も去りひと安心ですね。
「ケイ」の地元では昨晩、深夜12:00から夏祭りが始まりました。
30数台の山車が一斉に動き出し、山車に積まれた大太鼓と鉦が打ち鳴らされます。
お祭りのワクワク感と大音量の鉦の音で簡単に眠ることは出来ないですね!
町中に響くお囃子の音は日曜日の深夜まで続くのですよ。
皆様の町のお祭りはどのようなものですか?
お囃子の演奏を依頼されている方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな楽しい情報があればコメントお待ちしていま~す。

前置きが長くなりましたが今日は日本音楽集団版 秋岸寛久作曲「邦楽器のためのコンポジション」の新刊紹介です。
前回ご紹介した「子供のための組曲」に引き続き、またまた日本音楽集団のあこがれのあの曲が縦譜で発売になります!

では秋岸氏のコメントからご紹介します。

2005年、広島市安芸高田市での「日本音楽集団」一般公演にて初演。
邦楽合奏を初めて聴く人にも抵抗なく受け入れられ、各楽器の魅力も引き出し、明るく楽しく盛り上がるという難題に挑んだ作品です。
2006年、編成を若干修正し、日本音楽集団の夏の講習会で講習曲として取り上げられた際には、受講生の皆さんにも大変好評を博しました。
演奏することの楽しさ、爽快さを感じていただけると幸いです。
                                     (秋岸寛久)

初演時には二十絃、琵琶、篠笛を使用していたものを日本音楽集団の監修により筝、三味線、尺八で演奏できるように改訂したものなのですね。
三曲で演奏できるようになるとグッと曲との距離が近づくような気がしませんか?

8月10日発売(予定)ですので楽しみにしてくださいね!

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
日本音楽集団監修

No.3  邦楽器のためのコンポジション  定価900円(税別)
No.4  三絃・尺八譜 邦楽器のためのコンポジション 定価700円(税別) 
    (三絃と尺八譜が裏表に印刷されています)


楽譜新刊情報【子供のための組曲】 2日目 [楽譜新刊情報]

名曲 長沢勝俊作曲「子供のための組曲」の楽曲紹介です。
昨日、新刊情報でこの名曲が縦譜で発売になります!と記事を書いたところ早速コメントや、ご予約のメールをいただきました。ありがとうございます!
やはりこの曲への注目の高さが伺えますね。
さて、「子供のための組曲」ってどんな曲なのでしょう?
日本音楽集団の公演で聴いたことがある方も、「有名だからタイトルは知っている!」という方も様々だと思います。
では、ネット情報部「ケイ」の取材の一部をご紹介しますね。

この曲は1964年 日本音楽集団の第一回定期演奏会で初演され以後、現在まで愛され続けている曲です。

1.軽やかにのびのびと
2.ゆったりとうたう感じで
3.遊戯唄風におどけて
4.しずかに子守唄風に
5.激しく律動的に

日本楽器を媒体として活き活きとえがきだされた子供の世界である。
それは我々の祖先が伝承し、また常に新しく生みつづけてきた民族の歌であるともいえよう。
(以上、初演プログラムより抜粋)

柔らかな印象で始まった曲が子供らしく楽しげに、そしてクライマックスに向けて躍動的に、様々に表情を変える子供さながらに曲が展開していく様子がうかがえますね。

今後さらに取材をすすめて楽曲情報を追加していきますのでお楽しみに~!

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

日本音楽集団 監修  
No.1 『子供のための組曲』 定価 900円(税別)    8月10日発売
No.2 『三絃譜 子供のための組曲』 定価 700円(税別)  


楽譜新刊情報【子供のための組曲】 [楽譜新刊情報]

ネット情報部より記念すべき第1回目の投稿は長沢勝俊作曲「子供のための組曲」楽譜新刊情報です。
1964年に日本音楽集団により初演されていらい、現在でも邦楽愛好者たちに愛されているあの名曲が日本音楽集団監修のもと、ついに縦譜で発売します!
しかも今回発売の日本音楽集団版は琵琶のパートを三絃で代用し、筝・尺八・三絃の三曲で演奏できるのです。
この名曲がもっと身近になることは間違いないですね。
五線譜が苦手な方も、琵琶の奏者がいなくて諦めていた方も、これからはこの名曲に挑戦することが出来ますよ。

発売は8月10日です。
そのほかにも日本音楽集団監修の楽譜が続々発売されます。

楽曲情報なども引き続きお送りしますので明日もこのページをクリックしてみてください。
お楽しみに~!

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

日本音楽集団 監修  
No.1 『子供のための組曲』 定価 900円(税別)    8月10日発売
No.2 『三絃譜 子供のための組曲』 定価 700円(税別)  


コメント(3) 

ご挨拶  [ネット情報部より]

皆様こんにちわ。
大日本家庭音楽会ネット情報部の「ケイ」です。
これからお琴・尺八・三味線などの楽譜やCD、コンサート情報など邦楽に関する情報をたくさん集めて皆様に発信いたします。
最新の曲はもちろん、皆様に愛されている名曲の数々・・・。
楽曲情報に加えて無料試聴コーナーや作曲者のインタビューなど素敵な情報満載の記事をお届けします。
お楽しみに!


nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽
- | 次の30件

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。